このコーナーは管理人えぬわたがゲームを中心としたエンタメについて色んな切り口で雑多につぶやくようなコーナー。とめどなく好き勝手言います。毎週日曜日に更新予定。無理だったら翌日か翌週。
今回のテーマは『ゲーム会社のブランド力』
ドラガリアロスト(Dragalia Lost)のブランド力

みなさん「ドラガリアロスト」ってご存知でしょうか?
任天堂とサイゲームスが贈る新作スマホゲームです。
任天堂といえば国内トップのコンソールメーカーであり、世界でも絶大な人気を誇るゲームメーカー、そしてサイゲームスと言えば国内のスマホゲーム会社ではトップレベル。
つまり国内のコンソールゲームとスマホゲームのトップの会社が手を組んで、新作を売り出そうとしているということです。
これ聞くだけでめちゃくちゃすごそうなゲームが生まれそうですよね。
ドラガリアロストとはどんなゲーム?
しかし中身を見ると…「ん…意外と普通だな」という印象しか受けません。
4年前にリリースした「白猫プロジェクト」のようなスマホで遊べるアクションと、4年半前にリリースされた「グランブルーファンタジー」のような成長軸を彷彿させるRPGとなっています。
もちろん新鮮味がないからつまらないというわけではありません。むしろ素晴らしいゲームシステムは永遠と後世に継承していくもの。
一方でそのゲームだけの独自性が必要。今回のドラガリアロストにはその「独自性」が感じられないんですよね。少なくともゲーム内には…。
ゲーム外の独自性とは
「ゲーム内」にないのであれば「ゲーム外」にあるのか。私は任天堂とサイゲームスの「ブランド力」が全て物語っていると思います。
例えばこの「ドラガリアロスト」インディーゲームとして個人が出していたらどうなるでしょうか。正直「ありきたりなゲームだな」と思われ、手を付ける人は少ないでしょう。
一方で任天堂とサイゲームスというブランドがつくだけで、注目を浴び、既に事前登録者数50万人突破という状態です。
どんなゲームであろうと任天堂というブランドがつくだけで「課金圧が少なそう」「不具合やメンテナンスが少なそう」といった安心感がつきます。そして幅広いファンを保有しているため、アプローチできる層もかなり広く、「とりあえず無料で遊ぶ」ことができるスマホゲームには強いです。
またサイゲームスというブランドも「長期的な運営を見据えたイベント・コンテンツの出し方」「優れたゲームデザイン」「結局面白い」…個人的にはそのようなものが見えてくるかなと思っています。
結局ブランド力でダウンロード数は伸ばせるため、あとは面白さがついてくればOK。
世の中には「面白いけどその魅力が伝わらない」ためにくすぶっているタイトルはたくさんある中で、ドラガリアロストにつけられたブランド力というものは非常に大きな力だと思っています。
これが「後発がブランド力で市場を駆逐する」ことだと考えています。
駆逐は言い過ぎですけどね、ある程度戦えるってイメージです。
色んな意味で楽しみなタイトルです。